上顎奥歯の歯科インプラント治療

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山根口腔インプラント研究所からの伝言 No.12

山根 進上顎奥歯のインプラント治療 

山根歯科医院 院長 山根 進

上顎奥歯の上部には上顎洞という空洞があり、鼻に通じています。

上顎奥歯のインプラント治療は骨質および骨量の相違によって、変わってきます。上顎奥歯の骨は大部分密度の低い海綿骨からなり骨質としてはやわらかいです。そこで、インプラント窩を形成する場合、一段階小さいサイズのドリルで形成するなどの工夫をし、インプラントにおいて十分初期固定が獲得できるようにします。

骨量は骨の高さ(上顎洞底から歯槽頂までの長さ)、骨幅、長さ(歯槽骨頂の近遠心経)で表示されます。骨の高さが8mm以上、6mm程度、5mm程度、3mm以下の4通りが考えられ、それぞれ治療方法が変わってきます。

8mm以上の場合、普通のマニュアルどおりにインプラントを埋入いたします。

6mm程度の場合、標準より短いインプラント例えば長さが6mmのショートインプラントを使用します。

5mm程度の場合、長さ5mmのインプラントでは噛み合わせに耐えうるかどうか疑問であり、インプラント埋入部位の上の上顎洞底に穴をあけ、上顎洞粘膜を上に引き上げてそこに骨が出来るように処置をほどこしてインプラントを植立させます(ソケットリフト)。

3か月経過後に冠をかぶせるようにします。

3mm以下の場合ですが、インプラント自体が不可能であります。そこで、上顎洞に骨造成を行い、インプラント体の支えを上顎洞の中に求める方法があります。これは上顎洞の横から窓をあけ、上顎洞粘膜を広範囲に上に目繰り上げ、その空隙に自家骨や骨補填剤を充填し(サイナスリフト)、骨が上顎洞内にできるまで、6か月待ちます。

それから、インプラント体を埋入します。したがって、治療期間が9か月から1年とながくなります。以上、骨の高さによって、治療方法、期間が違います。

ショートインプラント  ソケットリフト  サイナスリフト