知覚過敏について  山根歯科通信 Vol.10 山口 宇部 歯医者 山根 歯科医院 

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知覚過敏について  山根歯科通信 Vol.10

知覚過敏症

冷たい水がしみる、空気を吸い込んだ時や、ブラッシング時にピリっとする。などといった症状を感じたことはありませんか?
そんなあなたは最近、TVのCMでもよく耳にする『知覚過敏症』かも知れません。虫歯ではないのにナゼしみるのでしょうか? 今回は知覚過敏症についてお話していきます。

ナゼしみるの??

象牙質には象牙細管という細い管が無数にあり、これは歯髄(歯の神経)とつながっています。象牙細管は通常エナメル質あるいは一部歯ぐきに覆われていて表面に露出していませんが、 これが露出してくると外からの刺激(冷水、冷風などの刺激)が象牙細管を通して歯髄にまで伝わり、痛みを感じます。この細管が露出しやすい場所は、エナメル質の厚さが少ない部位、すなわち歯と歯ぐきの境目周辺の歯面です。では、一体どうして露出してしまうのでしょうか・・・?

露出する原因は・・・

不適切なブラッシング法、(特に横磨き)によるエナメル質の磨耗(すり減ること)、があります。横磨きを長年にわたって行うと、徐々にエナメル質が磨耗し、やがてクサビ状に歯が削れてしまい、象牙質(細管)が露出してきてしまうのです。 もう一つは、歯ぐきが下がってきたことによるものです。 エナメル質と歯の根を覆うセメント質との位置関係はいろいろあり、今まで歯ぐきで覆われていた象牙質が歯周病などによって歯ぐきが下がり口の中に露出してしまうことによって痛みを感じてしまうのです。

治療は・・・

まず最初に、Fバニッシュ、スーパーシール、サホライドなどの薬物塗布による知覚過敏処置をして象牙細管を封鎖し、しみなくします。症例によっては、レーザーを使用することもあります。
クサビ状に歯が削れてしまった場合には虫歯と同じ処置が必要となります。またこれらで症状が落ち着かない場合には神経をとる処置が必要になることもあります。

※当院では知覚過敏の方には歯磨き剤『シュミテクト』をお勧めしています。薬用成分、硫酸カリウムのイオンバリア効果でしみるのを防いでくれます。