純チタンから進化したRoxolid

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山根口腔インプラント研究所からの伝言 No.24

山根 進純チタンから進化したRoxolid

医療法人社団 山根歯科医院
 理事長    山根 進

40年前、骨内に埋入するインプラント体に適する金属は何が良いかが盛ん に研究されていました。バナジューム(V)、銅(Cu)。コバルト(Co)、ニッケル (Ni)などは生体に対して毒性があり、使用できまん。また金(Au)、銀(Ag), 鉄(Fe)などは骨との親和性がなく、骨との境目に結合組織性被膜を形成し、インプラントに適しません。
チタン(Ti)、ジルコニア(Zr)、タンタル(Ta)などは 毒性がなく、生体に対して親和性があり、骨と接触、安定している金属であります。総合的に考慮すると、純チタンが骨と一番親和性があり、臨床的にも簡単に利用され、インプラント体の金属は純チタンが主流になり、今日に至っています。

インプラント体のデザインについては、強度、力の分布、易感染性か ら、ルートフォーム(歯根型)インプラントに統一されてきています。現在では ネジ山のあるスクリュー(棒状)タイプで、しかも根尖に向かって細くなっているテーパータイプ、すなわちスクリューテーパータイプが主流になっています。
それに加えて、ストローマンインプラントのすべてに表面処理として独自のSLAが施されています。SLAはサンドブラスト処理で、まず粗大な粗さをあたえ、次にその上に酸エッティング処理で微小な粗さを与えて、立体的大小的凹凸を加え、オッセオインテグレーション(骨結合)を確実にしております。
さらに手術侵襲を少なくし、骨幅の少ない部位にも可能な、より直径が小さくて、しかも強度のあるインプラント体が求められるようになりチタン合金が開発されてきました。
ストローマンSLAactiveインプラントはそれに応えるべく、ストローマンで開発されたRoxolidを使用し、症例によっては直径4.1mmの代わりに3.3mmの ニアを加えた合金であり、強度は24%向上しています。
それにより、高強度と確実なオッセオインテグレーションが得られ、より安定した良好な臨床結果が得られています。

Straumann Implant   |   SLActive   |   Roxolid